治療の流れメリットとはデメリットとは病院の選び方

インプラントで失敗するとどうなる?

インプラントは成功率が上がってきている治療法ではありますが、そうはいっても失敗がゼロというわけではありません。
インプラントの治療法はこちらにかいてあります。
では、インプラントの手術に失敗してしまった場合、どういったことになってしまうのでしょうか?

最も広く知られているのは、しびれなどが残ることがあるということではないでしょうか。
インプラントは人工歯根を治療箇所に埋め込むことになるのですが、
その際に神経に触れて損傷してしまうとしびれが生じてしまうことがあります。

一般的には半年程度を目安に徐々に回復していってなくなっていくと言われているのですが、
その程度は個人によってまちまちで、もっと長引く場合もあれば痛みを伴うようになるということもあるそうです。

また、中には重度の麻痺が残ってしまうというケースもあるようですから、
神経損傷の程度はそれぞれによって影響も出てくる症状も異なってきます。

こうしたしびれや麻痺が出てしまった場合には、軽い場合にはそのまま様子を見るということもありますが、
あまりにも症状が重いケースの場合にはインプラント自体を引き抜くことも検討されるようになっていきます。
しびれなどの治療方法としては即効性のあるものは無く、
自然に回復していくのをマッサージなどをしながら待つしかないようです。

また、まれにインプラントを埋め込こんだ時に予測できない事態によって
インプラントと骨の結合が起こらないことがあるようです。
こうした場合には、一度インプラントを引き抜いて一回り大きなインプラントを再度埋め込むという対処がされます。

このようなインプラントの治療による失敗例は年々減少してきてはいるようですが、
それでも完全に全てがなくなるという状態にはありません。

そうした中で大切なことは、まずは技術や実績のある医師を探すこと、
そして「これはおかしいな?」と思ったらすぐにセカンドオピニオンを希望することです。

インプラントの治療では歯を抜くこともありますし、人工物を埋め込むことになるわけですから、
慎重になり過ぎるということはありません。