治療の流れメリットとはデメリットとは病院の選び方

歯周病でもインプラントは出来る?

歯周病を患っている方の場合でもインプラントの治療をしたいと考えている方は多いと思います。
ではそういった方は実際にインプラントにすることができるのでしょうか?

もしも歯周病をそのままにしているのであればインプラントの治療を実施することは不可能です。
そのため、歯周病が治らない状態ではインプラントは不適合です。

しかし歯周病の治療をしっかりと行うことでインプラントの治療を行えるようになる余地はあります。
ですから、歯周病でインプラントを考えている場合には、まずは歯周病の治療を最優先にしなければいけません。

歯周病の治療のためには、まずは歯石や歯垢をしっかりと取り除くということが必要になってきますが、
それだけではなく日頃の生活もとても重要になってきます。

マメなブラッシングを毎食後にしっかりと行い汚れをためないということに気を配らなければいけませんし、
もしもブラッシングの仕方自体が間違っているようであればその指導を受けて改善もしていかなければいけません。

そのため、ただ治療に通えば良いというだけでなくて、自分で努力しなければいけない部分も多く出てくるのです。
もしも喫煙の習慣がある方の場合には、その習慣も見直していかなければいけません。

このようにまずは歯周病の治療と、そのコントロールに重点をあてて治療をしていきますから、
実際にインプラントの治療を実施できるようになるまでの期間が長くかかることが予想されます。

また、インプラントになると自分の歯の場合よりも歯周病の炎症が起こった時の影響が強く出ることが分かっています。
つまり、インプラントにする前の治療の段階で日頃のケアをしっかりと身につけられていないと、
結局治療後にトラブルが多発することにつながってしまうというわけです。

歯周病の方の場合、健康な方と比較すると、インプラントにした後の10年後の成功率が約5%低くなっています。
このことからも、歯周病でインプラントにしたいという方は、その治療と日頃のケアを確実に行うことが重要と言えます。