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インプラントの総入れ歯

インプラントの総入れ歯として代表的な方法に、オールオンフォーと呼ばれる技術があります。

それまではインプラントで総入れ歯にするためには、
10~14本のインプラントを埋め込まなければいけないというのが通常でした。
多くのインプラントを埋め込むと、その分腫れがひどくなり術後の回復が大変になりますし、
費用の面でも非常に高額になってしまいます。

こうしたインプラントの総入れ歯の欠点を補うことができるのがオールオンフォーという方法です。
これはインプラントを埋め込むときに特殊な技術を使うことで、
歯を支えるインプラントの本数を劇的に減らすことに成功した方法です。

他にもオールオンシックスという方法もあり、
この場合には6本のインプラントで全ての歯を支えることが可能です。

インプラントの本数を具体的にどうするのかというのは、
CTスキャンによって歯茎や骨の状態を確認して決められるのですが、4~6本の間でおさまります。

この方法の場合には、インプラントの手術の一環になりますから、手術当日から仮歯をつけることは可能ですが、
全ての治療が完了するまでにはやはり時間がかかってきます。

また、インプラントとは少し違ってきますが、ミニインプラントというのも総入れ歯の方法の1つです。
この場合には、歯茎の切開などはせずにチタンの金具を埋め込み、その金具で入れ歯を固定するようにするという治療法です。
インプラントと総入れ歯のおおよそ中間のような方法で、
1日で治療が完了することやこれまでの入れ歯を使うことが可能なこと・費用が安価ですむことなどの利点があります。

総入れ歯の場合にはインプラントで対応するというのはなかなか負担が大きく難しいことでもありましたが、
近年は技術が格段に進歩してきているということもあり、どんどんとそれが可能になってきています。

ただし、骨の状態などによってはそのままインプラントにするのではなく、
まずは骨の移植などが必要になってくるといったケースもあるようです。