インプラントには国内外に多くの学会が存在しています。
国内で最も有名な学会ですと日本口腔インプラント学会です。
海外のものであれば、国際口腔インプラント学会・ドイツ口腔インプラント学会などがよく知られています。

そしてそれぞれの学会では独自に認定医を定めています。
インプラントについての一定以上の技術や知識を修得していると認められる医師に認定するというものです。
日本国内においては、インプラントは歯科医師であれば誰でも行うことが可能です。

しかし、歯科医師の免許を取得するために行われる
インプラントについての専門的な教育というのは、これまでされてきていません。
そこで歯科医師は独自にインプラントについて学んで治療を導入していくことになるわけですが、
知識にも技術にも明らかに差が生じてしまっているというわけです。

知識や技術がきちんとしている医師に治療をしてもらえれば、その後のトラブルの心配というのはほぼありませんが、
そうではない場合思いもよらぬトラブルが発生するということも起こりえます。

最も大切なことは、技術が高く知識の豊富な医師を探すということです。
そうした医師を探すための基準の1つとして、各学会の認定医というのを考えることができます。

インプラントについて専門の知識を持った人々の集まりである学会によって認定された医師であれば、
非常に信頼性が高いことが考えられます。

ですから、良い医師を探したいけれどどのように探せば良いのかいまいち分からない・・・、という場合には、
まずは学会の認定する認定医の資格を持っているかどうかを確認してみると良いでしょう。

もちろんこうした資格を持っていない医師の場合にも高い技術を持った医師もいますが、
そうした医師を初めから見つけるというのはなかなか大変なものです。

学会の認証医の制度は医師自身が研鑽を積むために制定されているものではありますが、
医師を選ぶ患者側からしても役立つ制度です。