インプラントの治療は同じ治療方法であったとしても大きく2種類に分けることができます。
それは先進医療という位置づけのインプラントとそうではない一般のインプラントです。
この2つを分けるのは「なぜインプラントにするのか？」といった理由の部分です。

先進医療のインプラントの場合には、事故や病気などの理由によって
ブリッジや入れ歯では治療が困難とされたケースのみが適用されます。
そしてそれ以外の理由でのインプラントが一般のインプラントというわけです。

では、そうした先進医療と一般のインプラントでどこがどう違うのでしょうか？
まず大きな違いは、先進医療であれば保険診療が適用される部分が出てきますので、
通常よりも安価に治療を受けることを可能としているのです。
一方一般のインプラントは100％自己負担になりますから費用が高額になってきます。

また、医療保険が適用されるかどうかというのも先進医療なのか一般なのかによって違ってきます。
医療保険には先進医療特約という特約をつけることができますが、
これは必ずしも全てのインプラントの場合に対象になるというわけではありません。
先進医療として認められている一部のケースのインプラントでなければ保険の対象にならないのです。

もちろん医療保険の先進医療特約に事前に加入している場合でなければ、
先進医療のインプラントを受ける場合でも対象にはなりません。

一般的なインプラントの場合には、
インプラントでなければ絶対に治療ができないという理由が特別無いことがほとんどです。

例えばブリッジや入れ歯でより安く治療をすることもできるのです。
そのため、医療保険でも保障の対象にはなっていません。

一方先進医療としてのインプラントの場合、その治療法でなければ回復させることができないというのが前提になっているため、
保険でしっかりと保障がされるというわけなのです。

インプラントで医療保険を利用したいと考えている場合には、こうした部分をきちんと理解しておかなければいけません。